その名の通り「比較」するときに使います。最初に習うのは「同じくらい~」という表現。
●as ~ as(同じくらい~)
例1:私は彼と同じくらい背が高い。
→I am as tall as he.
私は 同じくらいの背 彼
考え方としては「同じくらい~」の「~」の部分をasで囲めばよい。
一つ注意点は、「he」を使っている所。だいたいこの位置だと「him」と目的格(3番目)を使いたいが、比較では主格(1番目)を使う。(I, my, me, mine(アイ・マイ・ミー・マイン)の3番目でなく1番目を使う)※詳しくは下の『豆知識』を。
【否定文に注意!】
「同じくらい」という表現を忘れてください!
上の例を否定文に直してみます。
→I am not as tall as he.
否定文にするのはいいのですが、この訳が特殊で、この単元の最重要暗記事項となります。
そのまま「同じくらい~ではない」とはならないのです。同じではない…ということは? 上の訳は正しくはこうなります。
「私は彼ほど背が高くない。」
否定文にの時に限って「同じくらい」という表現でなく、日本語では「~ほど~ない」というようにハッキリ差を出した表現になります。
●not as ~as(ほど~ない)
これだけは上のようにnotを付けた形で暗記してしまってください。
少しややこしい言い回しですが、この言い方で、「彼」と「私」どちらが背が高いか把握できますか?これはこの後書き換え問題で出題されますので、どちらが背が高いのかをしっかりイメージしておかないと、逆の書き換えをしてしまいますので注意しよう!
【豆知識】
「なぜ3番目でなく1番目?」(目的格ではなく主格?)
比べるとき(比較の単元)は、1番目(主格)を必ず使ってください。え?どうしても納得できないって?
実は、後ろのasは接続詞で、本当は文が続くのですよ。なので、本当はこれは「主語」なんです。どうせ同じことを言うので、as以下はいつも主語を残してバッサリ省略されているんです。という理由で3番目(目的格)ではなく、必ず1番目(主格)の単語が使われます。
実は3番目を使っても通じてしまうのだが…テストでは×になります!
【追記】
まなぶろぐにも以前記載したのですが(比べるときは1番目。。。のはずだった。) 、 英語圏では普通に『3番目』も使われています。『本来正しくなくとも、みんなが使えば正解になる』という理論です。それが徐々に日本にも浸透してきたようで、最近では『3番目』を使っても○になることが多くなりました。しかし、万全を期す意味で、『1番目』を使うことに越したことはありません(さらに詳しくは高校で学習します)。