【too…to~ = so…that~の書き換え】
●too…to~ =とても…すぎて~できない
●so…that~=とても…なのでthat以下だ
「too」という単語は、「とても」という、一見「very」に似ているようにみえるが、ちょっと否定的な嫌な意味を含んでいることをまず頭に入れておこう。
・too long →とても長い→長過ぎるよぉ~
・too much →とても多い→多すぎるよぉ~
こんな感じで「~しすぎる」という意味が含まれている。
例1;I was too tired to study.
私は とても疲れすぎていた 勉強すること
(私はとても疲れていたので勉強することができなかった)
このように「できない」 という否定表現が含まれるのがポイント。
これをso…that~で書き換えると以下になる。
=I was so tired that I couldn’t study.
いつものように2つをじっくり見比べて欲しい。一見、「too…to~」のところにそのまま「so…that~」を置いたように見える。もちろんそこまではOKです。
問題はその後で、「that」は文と文を繋げる接続詞な為、『もう一度主語が必要』になってくる。さらに、「~できない」という意味が含まれないため、必ず「can not」も必要になる(例1は過去の文なので過去形の「could not」になっている)。
この2点に注意すれば良い。
●so…that~のthatは接続詞、ゆえにもう一度主語が必要。
●so…that~には「できない」の表現が含まれない。ゆえに 「can not」が必要。
今度は逆をやってみよう。
例2:He is so old that he can’t work.
彼は とても 古い (that 以下) 彼は できない 働く
(彼はとても歳をとっていて働くことができない)
=He is too old to work.
こっちの方が、省けばいいので簡単ですね?
【上位生用】(別々の主語)
例3:The book is so difficult that I can’t read.
その本は とて も 難しい (that以下) 私は できない 読む
(その本はとても難しいので私は読むことはできません)
さて、これがなぜ「上位生用」なのでしょう?
さっきの文は、主語が一致していましたよね?(さっきのso…thatの文を見てみよう)。今度は2通りの主語が出てきました。「the book」と「I」です。省いていつものように以下にすると×です。
→This book is too difficult to read. ×
今まではこれでよかったのですが、これでは「I」がいなくなってしまいま す。なので、「I」はここに生かします。
→This book is too difficult for me to read. ○
「私にとって難しい」というようにdifficultにひっかけます。もちろんtoo…toの中に挟まれてきますので注意しましょう。
【…enough to~ = so…that~の書き換え】
今度は「enough(十分)」の場合です。一つ注意点は、enoughはtooのように『挟みませ ん』。「…」は前に出します。
●…enough to~ =とても…すぎて~できる
●so…that~=とても…なのでthat以下だ
「too」と違うのは、「… すぎて~できる(~するのに充分だ)」という逆の意味になります。さっきも言ったように『挟まない』のが特徴だ。
例3:She is kind enough to help me.
彼女は 親切 十 分 助けるのに 私を
(彼女は親切なので私を助けてくれます)
( )内の日本語が曖昧ですが、「彼女は“十分親切なので”私を助けてくれます」という日本語はあまり使わないので「十分」を省いてスマートにしてありま す。
→She is so kind that she (can) helps me.
so…that~で書き換えました。今度の場合は、「can(できる)」は入れても入れなくてもさほど意味は変わりませんのでOKです(入れた場合はもちろん「助動詞の後は原形」になるのでsは消えますよ!)。
要領はtoo…to~と同じなので、挟まれていない点に注意すればクリアできるでしょう。
逆の書き換えもやってみます。
例4:He is so rich that he (can) buys the car.
彼は とても お金持ち (that以下) 彼は 買う 車を
(彼はとてもお金持ちなので車を買うことができる)
→He is rich enough to buy the car.
挟まずにrichをしっかり前に出して下さい!
【enoughの注意点】
enoughという単語は、その語順も問われます。意味は「十分」ですが、何が十分かによって入る位置が変わります。
充分な水→ enough water
充分なお金→ enough money
充分かわいい→ pretty enough
充分早く→ early enough
名詞ならば「enough 名詞」、形容詞・副詞ならば「形容詞・副詞 enough」の語順になります。マナブ用語では「形・副 enough(ケー・フク イナッフ)」と覚えます。