オマケ【私立用発音・アクセント攻略】

発音問題って結構テキトーにやってませんか?

ちょっと考えてみるとわかりますが、入試直前になって点数に直結しやすいのが発音問題です。以下は全てを網羅したわけではありませんが(もちろん例外もある)、知っておくとかなり役に立ちます。発音はおおよそ10点分の配点になることが多いですが、ここは確実に10点を狙って差をつけておきたいところです!

【4通りのアの発音】

これは必ずと言っていいほど出題されます。

1:強いアの発音(発音記号は△の底辺がなくなった感じのもの)
2:アとエの間の発音(発音記号はaとeがくっついた感じのもの)
3:舌を丸めるアの発音(発音記号はeをひっくり返した感じのもの)
4:通常のアの発音(発音記号はa)

以上の4つのアをしっかりと区別します。(もちろん例外もありますが、この基本を知っているか知らないかで大きな差が出ます)

1:o , u , ou を「ア」と読むときは、強いア。
例:mother , sun , young , touch , Monday , brother , lunch など

2:a を「ア」と読み、そこにアクセントがある場合、アとエの間。
例:apple , bag , thank , happy , sad , have , cat , man , Japan など

3:a を「ア」と読み、そこにアクセントが無い場合、舌を丸めるア。
例:America , woman , about , alone , across , advice , afraid など

4:以下は頻出、通常のア。
例:hot , shop , stop , not , top
正解→ハット、シャップ、スタップ、ナット、タップ
(ホット、ショップ、ストップ、ノット、トップって読んだら一発即死)

以上まとめると、「1」「2」「3」はしっかり区別したいところ。これで2〜4点はいただけます。「4」が出題されたらちょっと意地悪いですね(自分なら4は出さない)。

【アーの発音】

舌を丸めるのか丸めないのか?

例題:下線部の発音が異なるものを一つ選べ。

ア:hard イ:heart ウ:heard

上はお約束の最も出やすいパターン。答えは「ウ」。hearの過去形は、しっかり舌を丸めて「アー」。

1:ar , そして例外のheartは、そのままアー。
例:garden , guitar , star , car , dark , part , park , arm , partyなど

☆fatherも注意!「ファザー」ではなく「ファーザー」 です(そのままアー)。

2:その他、ir , or , ear(er) , ur をアーと読む場合、舌を丸めるアー。
例:girl , first , bird , work , world , earth , learn , person , turnなど

【オウとオーの発音】

1: 「O」は基本的に「オウ」と読む!(オーではない)
例:only , home , cold , open , most , both , won’t , old など
(オウンリィ、ホウム、コウルド、オウプン…など、 しっかり「オウ」と読む!)

☆例外の代表→ story , short , doll , often , cloth
(ストーリー、ショート、ドール(ダル)、オーフン、クロースはしっかり伸ばす!)
often , clothは「オフン」「クロス」でもOKなので、出題率は高くないはず。

2:ough, aughは「オー」
例:bought , caught , thought , taught 等の過去形

☆saw , draw等も注意!それぞれ「ソー」「ドロー」としっかり伸ばす!

【間違えやすい二重母音】

間違えやすい以下の単語はしっかり「エイ」と発音します。
例:say , great , lady , cake , radio , game , Asia , strange など

間違えやすい以下の単語は「エ」と発音します(エイではない!)
例:says , said , ready , death , many , bread , read(過去形) など

☆特に「say」の三単現(says:セズ)と過去形(said:セド)には要注意!

【その他の発音】

1:「th」の発音。

舌を上の歯につけて発音しますが、そのときに濁るか濁らないかの区別です。仕方なくカタカナで表記すると「ス」か「ズ」の使い分けです。

☆間違えやすいのは「this」と「that」。「ディス」「ザット」と発音する人は思わず違う発音だと思ってしまいます。正しくは「ズィス」「ズァット」と、同じ「ズ」の濁る発音です。

2:短母音か長母音か。伸ばすのか伸ばさないのかの区別です。

これは、伸ばさないものに盲点が多く潜んでいます。
例:woman , wool , would , could , should , wood , foot , cook など
上に書いたものは全て同じ「ウ」の発音です(ウーではない)。

何度も書くけど、womanは「ウーマン」じゃないからね。
複数形のwomen(ウイミン)にも要注意です。

3:過去形(-ed)、三単現、複数形の「S」の発音。

「無声音」と言われる、喉が震えない音で終わる場合、音は濁らない。
(ed=トゥ、s=ス、と発音する)
例:looked , looks はそれぞれ(ルックトゥ、ルックスと発音)
※「ルック」の「ク」は喉が震えない音。

喉を震わす音で終わる場合、音は濁る。
例:opened , opens はそれぞれ(オウプンドゥ、オウプンズと発音)
※「オウプン」の「ン」は喉が震える 音。

以上が基本ですが、それぞれ「~イドゥ」「~イズ」と「イ」を伴う発音も存在するため、演習問題をこなして身に付ける必要があります。
例:washed (ワッシュトゥと発音)、しかし、washes(ワッシュィズと発音)

4:flower , tower は「フラワー」「タワー」ではない!

これも良く出ます。正しくは「フラァウワ」「タァウワ」で「アウ」の発音です。

普段から発音に注意していれば、全く慌てることはないのですが、受験前は一度確認が必要になってきます。

そして、これを受験前に慌てて詰め込むということは、普段から意識的に発音して教えていなかった先生の責任です!

キミたちは悪くない。

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