その17【目的語を2つとる動詞編】(中2:6月頃)




『目的語』ってなんですか? 

『目的語』=『聞きたいこと』です。

例えば「食べる」と言われたら「何を?」と聞きたい。 「見る」とあったら「何を?」と聞きたい。これら『何を?』にあたる言葉が目的語です。

ではこれはどうだろう。

教える…「誰に?」…「何を?」… と、この場合は聞きたいことが2つある。
与える…「誰に?」…「何を?」… これも同じである。

この「誰に?何を?」と、「人」と「物」を同時に2つ聞きたくなる動詞が 『目的語を2つとる動詞』なのだ。

よく出るのは…

●give(与える)…「誰に?」…「何を?」
●show(見せる)…「誰に?」…「何を?」
●tell(教える)…「誰に?」…「何を?」
●teach(教える)…「誰に?」…「何を?」
●buy(買う)…「誰に?」…「何を?」
●make(作る)…「誰に?」…「何を?」

tell は口頭などで簡単に教える場合、teachはしっかり教える場合と使い分け。tell は「話す」より「教える」と覚えておいた方が何かと便利です。

ここでは何を勉強するかというと、『人』と『物』を書きたいときの語順です。

●「誰に?」「何を?」→ 人 + 物 の語順
●「何を?」「誰に?」→ 物 + to (for) + 人 の語順

この2通りの書き方があります。「何を?(物)」を先に置きたいな ら「to(for)」が必要になります。どちらを使ってもいいが、「物」が先に来たとき は『to (for)』を忘れずに(to と for の使い分けは豆知識で)。

例1:私は彼に写真を見せた。
→I showed him a picture.(私は 見せた 彼に 写真を)
→I showed a picture to him. (私は 見せた 写真を 彼に)

しかし、buy と make (cook) に関しては、to でなく for を使いますので注意してください。

例2:私は彼に夕食を作った。
→I cooked him dinner.(彼に 夕食を)
→I cooked dinner for him. (夕食を 彼に)

この単元では、同時に2つのことを書きたい場合に、 書く順番にこういうルールがあるということを学びます。

【豆知識】

「なぜ to ではなく for を使う?」

「buy(買う)」「make・cook(作る)」に関しては、「to(~へ)」よりも「for(~のために)」という意味合いが強くなるからです。

※本来は、『自分ひとりではできない動詞』のときは『to』になり、『自分ひとりでできる動詞』は『for』となります。例えば、与える、見せる、教える、なんていうことは相手がいないとできませんよね?逆に、買う、作る、というのは一人ですることです。

ただ、この説明を中学生に話すのは少々抵抗があります。出る動詞は限られているので、やはり最初に書いた説明でサラリと暗記させるほうがスマートだと考えています。

う~ん…でも実はどっちを使ってもイケそうな感じもしないでもないのですが、テストでは使い分けないと×になってしまいますので注意しましょう。

ちなみに、今回のように目的語が2つある文型を「SVOO文型」と呼びます。

【主語+動詞+目的語+目的語(Subject+Verb+Object+Object)】

しかし、to(for)を使う形を取った場合には、前置詞の後の単語は目的語扱いになりませんので、「SVO文型」に変わってしまいます(これらは高校1年で詳しく習います)。

今回の書き換えは、難しい言葉を使うなら、「SVOO←→SVOの書き換え」な~んて呼ばれていますので、この言葉を使うと「ちょっとできるなコイツ!?」なんて思われるかも。

「 “物 to 人” しか使えない単語」

以下の場合は「人+物」の語順が使えません。

I gave it to you.(私は 与えた それを あなたに)

「物」が「it」の場合、必ずこの語順になります。この場合、「人 +物」の語順で「 it 」を後に置くと×になりますので注意しましょう。これは単にこちらのほうが言いやすいので、この言い方が定着しています。さぁ、読んでみましょう!

「アィゲィヴィットゥユー」

と読めましたか?この場合は、「gave it to」の部分を繋げて発音するのがポイント!言いやすいでしょ?間違っても「ゲイブ・イット・トゥー」なんて読まないでくださいね。覚えられませんから~。

※本来は 『物が代名詞のとき』 は、必ず 『物 to 人』 の語順を取るんですが、私は今まで中学の諸テストにおいて、この単元で 『it』 以外の代名詞を見たことがありません。もちろん余裕があればこの話もしますが、『it』 だけに限定しても差し支えありません。

(C) 2005-2017まなぶろぐ中学英語
※紹介していただくのは大歓迎ですが、転載はご遠慮ください。

他の受験情報は以下より検索

にほんブログ村 英語ブログへ にほんブログ村 英語ブログ 英語学習情報へ にほんブログ村 受験ブログ 高校受験(塾)へ

スポンサーリンク




スポンサーリンク