●the ~est
●the most ~
「一番(最も)~です」と言いたい表現です。 こちらも方法が2通りありますが、使い分けは比較の時と全く同じで、est がつけられない単語の時に前に「most」を置きます(発音注意:「モスト」で はなく、「モゥスト」です)。
est の付け方やest の付く単語は、er と条件が 全く同じですので、前のページを参照してください(fast →fastest, big →biggest, high →highestなど)。
例1:私は3人の中で一番足が速い。→「早く走ることができる」と素早く変換!
→I can run the fastest of the three.
私は できる はしる 最も早く 3人の中で
↓下でもOK!
→I am the fastest runner of the three.
私は 一番早い 走者 3人の中で
(ここでは「中で」といっても in でなく of を使い ます。 使い分けは後ほど)
例2:私はクラスの中でユミちゃんが一番好きです。
→I like Yumi the best in my class.
私は 好む ユミ 一番 クラスで
(erのときと同様、like には better,best で表現。 この場合は in です)
例3:松田聖子は世界で一番有名な歌手だ。
→Seiko Matsuda is the most famous singer in the world.
松田聖子は 一番有名な 歌手 世界中で
(famous は er 同様に est が付かないので、「the most ~」の形を使います)
【inとofの使い分け】
例1と例2ではいずれも「~の中」であるのに in であったり of であったりします。そのものを包む「もの」を指す場合は in、そ れぞ れの間であれば of なんですが…これでわかりますかね?
学校ではきっと、「家の中、クラスの中、家族の中、など、一 つの集合体を指す場合は in 、3人の中、生徒の中、など、全 てを直接指す場合は of を使います」、と習うでしょう。
経験上、これだけだとうまく伝わらりきらないので、以下の説明も付け加え。
ちょっと考えると、「家の中」、「クラスの中」と言えばどこか想像できますが、「3人の中」という日本語を考えると「3人の中ってどこ?」となりますよね。「3人」に 「中」なんてないのです。そういったときに of なのです。これは日本語が悪いのですね。英語はこういうときに「中(in)」なんて使わないんです。
【theの省略?】
副詞を最上級にした場合、theを省略することができます。しかし、つけておいても構いません。余計なことを覚えると頭が混乱しますので、ここは、「全てつける」でまとめてしまって下さい。中学英語では絶対に省略は避けましょう。
主語の補語になる場合は省略しなければなりませんが、中学英語では出題されません。ゆえに、最上級は the を忘れるな、ということです(たまに出題で元から「the」が省略されている場合がありますが(公立では稀ですが)、自分で書くときは必ず省略は避けま しょう)。
【以下上位生用】
「一番~のひとつ」と言う表現。(one of 複数)
例:利根川は日本で(一番)長い川のひとつです。
→Tone river is one of the longest rivers in Japan.
利根川は ひとつ (一番)長い川の 日本で
(「one of ~ 複数形」の形にも注意。rivers になってます)
この問題は、前から英語を訳している生徒でないと全く書けません。is の後に「one」が出せないのです。そこに「~の」の「of」をひっかけます。この文で一番言いたいことは「利根川はひとつ」ということで、Tone river is one と最初に one を確実に出します。of は後ろから引っかける単語なので、「of the longest rivers(最も長い川の)」と後ろから説明します。
次回は比較を使った書き換えでまとめになります。