その16【助動詞(慣用表現)編】(中2:5月頃)




will を習ったと同時に、ここで助動詞(慣用表現)がごっそり顔を出します。

●may 【~してもよい・~かもしれない】
●must 【~しなければならない・~に違いない】
●Shall I ~? 【(私が)~しましょうか】
●Shall we~? 【(私達で)~しましょうか】 =Let’sと同じ
●Will you~? 【(あなたが)~してくれませんか】 又は 【~いかがですか】

下の3つはセットで整理させると飲み込みやすい。要は『誰がやるか』だ(you だけは Shall を使いません)。

また、shall は上の2セットのパターンしか出ないので、単体ではなくこの形で教えた方が、話が早いし混乱がない。mayとmustに 関しては、意味を教えるだけで、動きは今までの助動詞(can, will)と同じなので容易に定着させることができます。

【mustの書き換え】

一つ目のハードルは、must と have to の書きかえである。 これも will と同じで、基本的には入れ替えれば終了なのだが、この have は『一般動詞と同じ動きをする』のが少し厄介。

例1:次の文を have to を用いて書きかえよ。
He must do his homework by tomorrow.
彼は しなければならない 自分の宿題を 明日までに

→ He has to do his homework by tomorrow.

ただ have to を入れるだけでなく、一般動詞と同じ影響を受けます(have →3単現の s が付いて has)。さらに疑問文の場合は…

例2:次の文を have to を用いて書きかえよ。
Must he do his homework by tomorrow?

Does he have to do his homework by tomorrow?

一般動詞と同じ影響を受けるのであれば、当然前には出ず、doの力を借りることになる。否定文も同様に『doesn’t have to』となる。反復練習が必要な所です。

have to も一見動詞を2つ使っているように見えますが、残念ながら不定詞なので、be going to と同様に、詳しく説明することはできません。

【mustの疑問文の答え方】

「Must I go to school? (しなければなりませんか 私 行く 学校に)」

これを答えるときに、Yes, you must. と、yesのときはそのままでいいのだが、No のときだけ注意が必要。

No, you must not.…×  と、これは通常間違いとされます。

「いや、するな!」と強い否定になってしまいます。【must を否定に変えると「するな!」という否定の命令文を同じです】なのでここは、have to を使って、No, you don’t have to.(いいえ、その必要はありません)とやわらかく答えます。

mustの疑問文は、Noで答えるときには通常 have to を使用します。注意してください。

次に Shall I と Shall we 。

これはそのまんまで、混乱は少ないでしょう。

Shall I open the window? ((私が)窓を開けましょうか。)
Shall we dance? ((私達で)踊りましょうか。)
=Let’s dance.(踊りましょう)と同じ。

『「Shall we ~?」は「?」がついている疑問文なのに、なんで「Let’s」と同じ意味なんですか?』、というするどい質問を受けたことがあります。「踊りませんか?」 と「踊ろうよ」。確かに片方は疑問文といえば疑問文なんですけど、どうですか?全く同じものと考えてOKです。

ちなみに、受け答えも確認。
上の文は →Yes, plaese.(お願いします) / No, thank you.(いいえ結構です)
下の文は →Yes, let’s.(そうしましょう) / No, let’s not.(やめときましょう)
(Shall we~? の受け答えは Let’s のときと全く同じになります。)

最後に Will you~ ?。

Please の文と同じなので浸透しやすいが、未来表現の will を習ったばかりなので、意味をどっちで取らせるか演習が必要。 基本的には Will you~ の語順であれば、「~してくれませんか」という文が多いですが、常に両方の意味でとらえる準備をしておいた方が無難です。 さらに「~はいかがですか?」という慣用表現もあるので、簡単に見えてコイツは意外とやっかいです。

Will you open the window? ((あなたが)窓を開けてくれませんか。)
 =Please open the window.

Will you have some coffee? (コーヒーはいかがですか。)

しかし、ちょっと考えてみてください。『will』は 未来の文ですから上の文を普通に未来で訳すと『あなたは窓を開け る予定ですか?』となります。でも実はこれでいいんです!裏を返せば、少し催促じみた言い方ですが『開けてくれませんかね~?』のようなイメージがとれるかと思います。

下も同様に、『あなたはコーヒーを飲む予定ですか?』というのは『飲みませんか?』という意味を含んでいます。いつものように日本語にとらわれるから英語がややこしくなるんですね。

「2つの意味を覚えろー!」と言うのはかわいそうですし応用が効かなくなります。このように本来の意味を頭に入れ て、イメージで連想させてあげるともっとスムーズに覚えられますよ。

その他、県によってはここで必要になるかもしれない助動詞(慣用表現)
・shuoud~(~すべき)
・would like to~(~することを欲する)=want と同じ意味です。
 =would love to~(love の方が願望が強いが、同じと考えてよい)
・had better~(~したほうがよい)

【豆知識】

「can は may より強し!」

「~してもよい」と許可の意味を持つ may ですが、実はこの仕事は can が全部やってくれます。つまり、解答が「may(~してもよい)」の所は、全て 「can」と書いても正解になります!

例:May I enter the room?
してもいいですか 私 入る 部屋に(部屋に入ってもいいですか)

この文章、Canを使っても同じ意味になります。

→ Can I enter the room?
できますか 私 入る 部屋に (部屋に入ることができますか)

ただし!
may と must には“裏訳”があるので注意してください。

●may(~かもしれない)
●must(~に違いない)

※公立高校にはあまり出ませんが、目安とし て偏差値50以上の生徒にはこの『裏訳』も頭に入れさせないといけません。

例:It may be rainy tomorrow.
かもしれない 雨が降る 明日(明日は雨が降るかもしれない)
※「maybe」(多分)という単語は、きっとこの流れから出来た言葉でしょう。

例:He must be a kind boy.
彼は 違いない 親切な 少年(彼は親切な少年に違いない)
(助動詞の後は原形なので、「is」が「be」に変わっています)

mayとmustは常に2通りの訳を頭に準備しておく必要がありま す!

(C) 2005-2017まなぶろぐ中学英語
※紹介していただくのは大歓迎ですが、転載はご遠慮ください。

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