動詞を助ける助動詞(動詞を助ける詞)の登場である。
しかし、今までに助動詞は一つ習っているのである。そう、疑問文・否定文の一般動詞を助けるdoである。今度は「~できる」という意味を持つ助動詞、 canだ(doには意味はなかった)。このcanが入ってくると…
● 助動詞の後は原形
という、これからずっと使う、超超超重要フレーズを叩き込ませる。「doのときもsが移動して結局原形になったでしょ?」すなわち、ここで注意するものは…
She plays the piano. → She can play the piano.
のように、しっかりplaysのs(3単現のs)を忘れずに取るというとこにある(すべて原形に戻す。doのときはsが移動してdoesになったが、do以外の助動詞は、sを全てカットする)。
疑問文・否定文などはすでに言うまでもない。
助動詞が前に出るのでcanを前に出してください。否定文はcan’t(cannotでもOK)。 助動詞がすでにいるので、doは必要ありません。
しかしこれもsの取り忘れが続出し、慣れるのに時間がかかる。 なのでテスト前では決まってこう言う…
「言ったってどうせ忘れるんだから、間違えてこい。」
助動詞はdoを習ってしまっているので、canは以上!簡単だよ~。
【日本語にちょこっと注意!】
「食べることができる」「見ることができる」「読むことができる」などは、すぐに「can」をイメージできると思いま すが、「食べ(ら)れる」「見(ら)れる」「読める」という言い方も、もちろん全く同じ意味なので注意しましょう。「できる」がなくてもcanですよ~。
※ちょっと話がそれますが、日本語の「ら抜き言葉」に注意してください!「食べれる」「見れる」という日本語は間違いで、正しくは「食べられる」「見られる」です。テストで「ら」が抜けてたら、先生にやさしく 注意してあげましょう。
【豆知識】
「キャン」?それとも「カン」?
何気にこのcanの発音は難しく、昔ネイティブの人に「アイ・キャント・ドゥー・イット」といかにもな日本人英語で言ったときに「ノー、“アイ・カント・ドゥー・イット!”」と直されてから気にするようになりました。
国によっても発音が随分変わるようですが、しかし僕は「キャット」や「キャメラ」と同じく、「キャン」で統一してしまっています。リスニングテストでも今までは「キャン」以外聴いたことはありません。
さらに「not」が付いた形の「can’t」もなかなか手強いです。「’t」はほとんど発音されず、「can」と区別がつきにくく、前後の文をしっかり把 握しないと意味を逆で取ってしまいますので注意しましょう(といった理由もあって僕は普段は「cannot」(キャナット)のほうを好んで使っています)。