その4【複数形編】(中1:5月~6月頃)




天王山を超えた人たちは、楽勝単元です。
但し幾つかの暗記事項が存在するのでしっかり整理しましょう。

●当然a(an)が消える。
●基本的にはsをつける。
●問題はyで終わるもの。

yの一つ前がa, i, u, e, o(母音)以外の時は、yをiに変えてes。
(↑↑↑↑ これだけを超太字でメモ!!!!!!)  
→library…一つ前が r なので“libraries”、city…一つ前がtなので“cities”
→boy…一つ前が o なので“boys” (そのまま-s)

yに何かをつけるときだけは緊張してね!これから先も、ing以外は全てこの公式を使います!

●s, o, x, sh, ch, ss で終わるものはesを付ける??

(bus → buses, tomato → tomatoes, dish → dishes 等)  
しかしこれを“暗記事項”の中に入れてしまうと中1生には大変な為、いつものように発音で植えつけさせれば暗記させずとも済む場合が多い。s, o, x, sh, ch, ss、これらをまとめて「ソックスシュッチス」という説明方法もあるが、かえって混乱を招くだけ。こんなの中1には覚えられませんし、せっかく覚えたとしてもあまり役に立ちません。

バスィーズ、トメェトーゥズ、ディッシュィーズ、等の発音がしっかり頭に入っていれば、これだけで十分esを付けられるようになる。やはり大事なのは暗記ではなくしっかりとした発音です。ややこしい説明はいらない。

●特殊変化(sが付かない)のものは絶対暗記。  

(child → children, man → men, woman →womenは頻出!)

womanは日本人が発音を苦手とする単語で、非常によく出題されます。ここでしっかり植えつけさせたい。

womanを絶対ウーマンと言わないこと。ウメンとしっかり発音(「ウ」は唇を尖らせて、伸ばさないで発音)。

また、複数形のwomenを絶対 ウーメンとも言わないこと。ウイミン(全然違う!)としっかり発音。

この単元では数を扱うので、一緒に疑問詞も習います。How many~?だ。

1つ注意点は「how many」を「いくつ」で覚えないこと。

なぜなら「how」の意味を知らない生徒が増えるからだ。つまり「how」が単体でくると訳せなくなる(中3でもけっこういる)。

「how many=どれくらい・たくさん=いくつ」と、しっかりここまで説明を加えます。このイメージが頭に入っていると、いっぺんに二つの単語を覚えられるばかりか応用が効くようになります。

「how much」に関しても同様で、「いくら」で教えると「お金」にしか使えない生徒が増えてしまいます。確かに、日常生活では「how much = いくら」になる頻度は高いですが、「much」の意味もしっかりここで教えたいために、「how much=どれくらい・たくさん」と、実はhow manyと同じだ、というとこまで説明を加えます。「数えられないもの」の量を聞く時はmanyではなくmuchを使うということでまとめます。

お金は数えられないからhow muchを使う。

お金は1枚2枚…とは言わず、1枚でも「千円」って言いますしね。もちろん液体にもhow muchは使います。本当は「いくら」ではありません。

使い方に関しては次回の【疑問詞編】で。

【豆知識】

「aとtheはどうちがうの?」

「a」にするべきか「the」にするべきか、迷う生徒はたくさんいます。両方とも普通は日本語にはしないので困るのも当然です。しかし、詳しい説明は中学生には必要ありません。中学英語での基本は、「a=ひとつの」「the=その」となっています。これ以上惑わす問題は出ませんので安心してください。

ポイント1:確実に「その」と言いたい場合は「the」を使ってください。
ポイント2:建物には通常「the」を使ってください(~to the station等)。

迷ったら、「ひとつの」か「その」を日本語で付けてあげればいいのです。まず建物を指す場合に「ひとつの駅」とはまず言いません。自然な方を選んでください。また、どちらをつけても正解になる場合も多々あります。

例外:home(帰る所), here(ここ), there(そこ)には何も付きません!

まず、homeを「家」と訳す人がいますが、本当は「家」ではなく、「home=家」なのは人間だけです。スズメのhomeは家ではなく「巣」です。

また、here、thereに関しても同様で、その場の都合で「ここ」「そこ」と決めるものであって、「ここ」や「そこ」という「場所」は存在しません。 従って、これらには何もつきませんので注意してください。加えて、これらには「~へ」の「to」も付きませんよ!

×Go to home. → ○Go home.
×Come to here. → ○Come here.
×Go to there. → ○Go there.

(C) 2005-2020まなぶろぐ中学英語
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