その43【間接疑問文編】(中3: 11月頃)




名前だけ見ると、今さらまた「疑問文」やるの?という感じですが、「疑問文」は中1の1学期で終わっている。

ここでは「疑問文」を学ぶのではなく、以下のような文を作るときの『語順』を学びます。

例1:私は彼が誰なのか知らない。
→I don’t know……ここまではいいですね?
→I don’t know who he is.

後ろにはこのようにくっつきます。

ちょっと待った!

「彼は誰?」という文章はどう考えても「Who is he」の語順ではないの?と、誰もがそう思うでしょう。ちょっと気持ち悪い語順じゃないですか?

でもよく全体を見てください…これは疑問文ですか?では100歩譲ってこの文を疑問文にしてみましょう。

→Do you know who he is?

あれ?これでも「who he is」のまま変わりません。

もう一度確認します。疑問文とは、be動詞ならそれを前に、一般動詞ならdoが助ける、でしたよね?

では、この文章の“動詞”はどれですか?『know』でしょ!?

「is」はここでは動詞の役割を果たしていない「オマケキャラ」なんです。なので、出しゃばって出てきてはいけません。これがここで学ぶ語順です。

「疑問文」が間接的に入ったならばそこでじっとしてろ!

ということです。

例2:あなたは今何時か知っていますか。
→Do you know what time it is now?

こんな問題を出すと、必ず上位生がまんまとひっかかってくるので面白い。

これも「is」は出しゃばれません。主語と動詞はyouとknowです。でもみんなの頭の中には「今何時?」という「What time is it ?」という英語は染み付いちゃってることでしょう。だ からこそここで注意が必要です。この場合は「it is」のままです!

「is」は出しゃばるな!

この単元は、注意力を試すにはもってこいの単元です。ちょっと気持ち悪い語順になるので、せっかちな人はバンバンひっかかります。気をつけましょう!

(C) 2005-2020まなぶろぐ中学英語
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