名前だけ見ると、今さらまた「疑問文」やるの?という感じですが、「疑問文」は中1の1学期で終わっている。
ここでは「疑問文」を学ぶのではなく、以下のような文を作るときの『語順』を学びます。
例1:私は彼が誰なのか知らない。
→I don’t know……ここまではいいですね?
→I don’t know who he is.
後ろにはこのようにくっつきます。
ちょっと待った!
「彼は誰?」という文章はどう考えても「Who is he」の語順ではないの?と、誰もがそう思うでしょう。ちょっと気持ち悪い語順じゃないですか?
でもよく全体を見てください…これは疑問文ですか?では100歩譲ってこの文を疑問文にしてみましょう。
→Do you know who he is?
あれ?これでも「who he is」のまま変わりません。
もう一度確認します。疑問文とは、be動詞ならそれを前に、一般動詞ならdoが助ける、でしたよね?
では、この文章の“動詞”はどれですか?『know』でしょ!?
「is」はここでは動詞の役割を果たしていない「オマケキャラ」なんです。なので、出しゃばって出てきてはいけません。これがここで学ぶ語順です。
「疑問文」が間接的に入ったならばそこでじっとしてろ!
ということです。
例2:あなたは今何時か知っていますか。
→Do you know what time it is now?
こんな問題を出すと、必ず上位生がまんまとひっかかってくるので面白い。
これも「is」は出しゃばれません。主語と動詞はyouとknowです。でもみんなの頭の中には「今何時?」という「What time is it ?」という英語は染み付いちゃってることでしょう。だ からこそここで注意が必要です。この場合は「it is」のままです!
「is」は出しゃばるな!
この単元は、注意力を試すにはもってこいの単元です。ちょっと気持ち悪い語順になるので、せっかちな人はバンバンひっかかります。気をつけましょう!